ノバラ(野薔薇)
バ ラ ( バ ラ 亜科)
ロ サ( バ ラ )
Rosa multiflora
ロサ・ムルティフロラ
Baby rosa
半蔓性落葉低木
一枚目(右上)は、広島県人さんが、「6月の花」のタイトルで、
『 お届けは
ラベンダー 、ノイバラ 、
カルミア です。』
とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
二枚目(左)も、広島県人さんが、「花めぐり」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 花めぐりを楽しんでいますよ。
ササユリ とノイバラ
のお届けです。ササユリは私が写真を撮ったあとに
盗掘されてしまったようです。自然の中に咲く花、
今では昔のように見かけなくなったので自然界で
増やしていくようにしないと絶滅してしまうのに・・・・
残念なことです。』
三枚目(左)も、広島県人さんが、「白い花2種」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 今日、白の「せっこく」が咲いたと聞き、いそいそ
出掛けてきました。ピンクもかわいかったけど白は
凛として清楚・・・・な感じです。珍しい2色の
「
せっこく 」 を株分けしていただいたので、
私も大切に育てたいものです。山に野ばらが
きれいに咲いていると、近くの山に案内してもらい
ました。本当に見事!自然の花大好きで~す。』
ノイバラは、日本全土に野生する日本の代表種で、
朝鮮半島、中国にも分布する半蔓性落葉低木である。
高さ1~3mで、よく分枝し枝には鉤形の刺が散生する。
葉は7~9小葉からなる。小葉は長楕円形で鋭尖頭で、
鋭鋸歯縁で長さ2~4㎝で、
光沢がなく薄くてやわらかく裏面に細かい毛が密生している。
花枝は短く細めで、前年枝の元から先まで開花する。
シュート(新梢)は弓状に伸び、
こんもりとした株姿になる。伸びた枝は誘引も可能である。
冬に短く切り詰めると咲かない。
花は多数で小さく、頂生の円錐花序につき大房になる。
花弁は5枚で、純白色である。
開花時期は、5~6月で他種より早い。
早咲きで、強いスパイス香がある。花もちは悪いが、
花柄を残せば秋に赤からオレンジ色の実が付く。
果実は小球形で光沢があり紅熟する。これを営実とよび、
漢方薬として解熱剤に用いられる。
本種は、ポリアンサ系、フロリバンダ系、
ハイブリッド・ムルティフローラ系の
交配親となった重要な野生種である。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)
& 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
本属の仲間は、
バラ 、
ハマナス 、
シロバナハマナス 、
キモッコウバラ 、
ツクシイバラ 、
ナニワイバラ 、
サンショウバラ 、
ロサ・ウィローサ
などを掲載している。