バ ラ ( バ ラ 亜科)
ロ サ( バ ラ )
Rosa multiflora var. adenochaeta
ロサ・ムルティフロラ(変種)アデェノカエタ
( Unknown )
九州南部に野生
半蔓性落葉低木
画像(右上)は、 Junko
さんが、「バラのお届けです」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 昨日大阪市のど真ん中に位置する
【靭(うつぼ)公園】に行ってきました。
広くはないですが、バラがいっぱいでした。
左は
コテェージローズ(イギリス) 真ん中は
シャルル・ドゥ・ミル(フランス)
右は日本原種のツクシイバラです。
やたら長い名前が片仮名でありましたけどイバラの種類ですね。
シンプルできれいでした。
八重というには・・・花が重そうで俯いていました。』
ツクシイバラは、
ノイバラ
の変種で、九州南部に野生し、全体が大形である。
小葉も大きく下面に毛が少ない。
花もノイバラより大きく白色または紅色で、実生すると花色が分離する。
花柄、萼筒、萼片の裏面に細かい毛を密生する。
観賞価値もあるが大株になるので栽培場所には注意が必要である。
接ぎ木の台木に向く。
本種の学名の異名は、
Rosa multiflora
var. carnea f. cathayensis である。
[ 引用 : 園芸植物大事典
( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]
ノイバラはスパイシーな甘い強い芳香を漂わせるが、
ツクシイバラは、ノイバラより甘くやさしい香りである。
香り成分は、ほとんど 2-フェニルエタノールで占められ、
ノイバラにはあるオイゲノールは、ツクシイバラには含まれていない。
このように、分類学上近縁であるバラにも香りには違いが見られる。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)]
本属の仲間は、
バラ 、
ハマナス 、
シロバナハマナス 、
キモッコウバラ 、
ナニワイバラ 、
ノイバラ 、
サンショウバラ 、
ロサ・ウィローサ
などを掲載している。
なお、学名の「(変種)アデェノカエタ」は、
NIO
が個人的に読んだものであり、確信はない。