NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ツクシイバラ(筑紫茨)
園芸(流通)名
別名
科バ ラ ( バ ラ 亜科)
属(和名属)ロ サ( バ ラ )
学名Rosa multiflora var. adenochaeta
ラテン語読みロサ・ムルティフロラ(変種)アデェノカエタ
英名 Unknown
原産・分布地九州南部に野生
園芸上分類半蔓性落葉低木

 画像(右上)は、 Junko さんが、「バラのお届けです」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 昨日大阪市のど真ん中に位置する 【靭(うつぼ)公園】に行ってきました。 広くはないですが、バラがいっぱいでした。
  左は   コテェージローズ(イギリス) 真ん中は   シャルル・ドゥ・ミル(フランス)  右は日本原種のツクシイバラです。
  やたら長い名前が片仮名でありましたけどイバラの種類ですね。 シンプルできれいでした。
  八重というには・・・花が重そうで俯いていました。』

 ツクシイバラは、  ノイバラ  の変種で、九州南部に野生し、全体が大形である。 小葉も大きく下面に毛が少ない。
 花もノイバラより大きく白色または紅色で、実生すると花色が分離する。 花柄、萼筒、萼片の裏面に細かい毛を密生する。
 観賞価値もあるが大株になるので栽培場所には注意が必要である。 接ぎ木の台木に向く。
 本種の学名の異名は、 Rosa multiflora  var. carnea f. cathayensis である。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 )]

 ノイバラはスパイシーな甘い強い芳香を漂わせるが、 ツクシイバラは、ノイバラより甘くやさしい香りである。
 香り成分は、ほとんど 2-フェニルエタノールで占められ、 ノイバラにはあるオイゲノールは、ツクシイバラには含まれていない。
 このように、分類学上近縁であるバラにも香りには違いが見られる。
[ 引用 : バラ大図鑑(NHK出版発行)]

 本属の仲間は、
 バラ 、  ハマナス 、  シロバナハマナス 、  キモッコウバラ 、  ナニワイバラ 、  ノイバラ 、  サンショウバラ 、
 ロサ・ウィローサ  などを掲載している。

 なお、学名の「(変種)アデェノカエタ」は、 NIO が個人的に読んだものであり、確信はない。

画像投稿日(投稿者:撮影地):2018.05.10 ( Junko さん: 靭(うつぼ)公園[大阪府大阪市])

2018.05.11 First making day [5n/55no/211300]
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