アンギョウカンザクラ(安行寒桜)
バ ラ (サクラ亜科)
プラヌス(サクラ [サクラ亜属])
Prunus kanzakura
cv. Oh-kanzakura
プルヌス・カンザクラ
(園芸品種)オオカンザクラ
( Null )
園芸品種
(ヒカンザクラとオオシマザクラの交配種)
落葉亜高木
1枚目(右上)は、2018年の大寒桜の Bestshot である。
2枚目(左)は、2018年3月11日の大寒桜のであり、
満開状態の一枚である。
大寒桜はまだ寒い2月に開花するので、
2018年の開花期間は、26日間と超長期間であるが、
見ごろは10日程度と普通なので、
花見は3分咲き頃から見ると長期間見ることができる。
満開といっても若木の大寒桜は木全体には花はつかない。
3枚目(左下)のように分枝した枝の幹に近いほうに
集中してつき、枝先は満開時にはもう葉が開き始めている。
3枚目(左下)は、大寒桜の全体の画像である。
植栽して3年目の大寒桜はこんな樹形である。
皆さんはもっとこんもりとした桜の木を
想像されたのではないかと思いますが、
あと10年もすれば立派な樹形に成長し、
見ごたえのある桜並木の一員となると思われる。
オオカンザクラは、
カンザクラ
(寒桜)の一種で、
カンヒザクラ
(寒緋桜)と他種の雑種と推定されている。
埼玉県川口市安行の田中一郎邸にあった寒桜の一種で
あることから、別名を安行寒桜ともいう。
樹形は枝が横に広がり傘状で、樹高は亜高木である。
開花時期は3月下旬で、花色は淡紅色である。
花径は中輪で、花形は一重である。
静岡県熱海市の角田晴彦氏が、1968年に寒緋桜に
早咲きの大島桜を交配した苗から同じものを得ることに成功した。
このことから片方の親は大島桜とする説もある。
[ 引用 : 公益財団法人、日本花の会HP ]
4枚目(左)は、2018年2月20日の大寒桜のであり、
やっと開花したところである。
大寒桜は、寒桜の一種であるため、16日に開花した寒桜に
次いで、新舞子マリンパークで2番目に開花した桜である。
5枚目(左)は、2018年2月16日の大寒桜の「つぼみ」であり、 開き始めたところであり、あと2~3日で開花となりそうである。
サクラ属については、
サクラ
を参照のこと。
撮影地の新舞子マリンパークの品種別桜並木配置図は、
新舞子マリンパーク桜並木配置図 を見て下さい。なお、
同配置図が文字ズレで見にくい場合は
PDF版で見て下さい。PDF版は5ページに分割されているため、
スクロールして見る必要があり、ちょっと手間ですがご容赦下さい。
また、新舞子マリンパーク桜開花時期実績については、
2018年実績(Darkblue ver.) 、
2018年実績(従来版) 、
2019年実績(Darkblue ver.) 、
2019年実績(従来版) 、
2021年実績(Darkblue ver.) 、
2024年実績(Darkblue ver.) を見て下さい。
6枚目(左)は、2018年2月5日の大寒桜の
冬芽(
花芽&
葉芽)で、
膨らんだ冬芽(花芽)から花になるつぼみが
2~3個ほど突き出ているのが確認でき、
開花が間近なことがうかがわれる。
ただし、最も先端の冬芽は花ではなく、
五枚目(左上)でわかるとおり葉になる
葉芽である。
このように、桜の芽は全部が花になるのではなく、
葉になるものあり、膨らんだ冬芽の状態では、
花になるか、葉になるかを見極めるのは難しいことだそうである。
7枚目(左)は、2018年1月30日の大寒桜の冬芽であり、
もう明日にでも開花しそうに膨らんで見えるが、この冬芽
から六枚目(左上)のような花になるつぼみが出てきてから開花となる。
なお、茎頂の真ん中のまだ膨らみが少ない冬芽
はおそらく葉になる葉芽である。
8枚目(左)は、2019年5月2日現在の大寒桜の実である。
実は、長さ 9㎜、直径 7㎜(実測)で、橙色に熟したところである。
大寒桜は結実しにくい品種であり、初めて見る果実である。
このように、完熟間近の状態までは見ることができても、その
後、真っ黒か、真っ赤に熟すのかを確認できていない実は、
「 アーコレード」、
「 アリアケ(有明)」、
「 カンヒザクラ(寒緋桜)」、
「 コトヒラ(琴平)」、
「 シュジャク(朱雀)」、
「 ナラノヤエザクラ(奈良の八重桜)」 である。
9枚目(左)は、2019年2月27日の大寒桜の萼と萼筒および花柄である。
萼は5枚で、木の葉形で、やや反り返るものも有り、色は暗紅色である。
萼筒は筒形で、色は暗紅色である。
花柄は長さはやや長めで、色は暗紅色か少し緑色が混じった暗紅色である。
10枚目(左)は、2018年5月27日現在の
大寒桜の葉である。
葉は、葉身 10㎝、幅 3.5㎝(実測)
で、鋸歯縁である。
11枚目(左)は、2024年6月5日現在の大寒桜の樹形である。
植栽9年目の大寒桜で、樹形は傘状で、樹高は 2.3 m(実測)
と植栽9年目でやっと2m超えたところで、成長はすこぶる
悪い状態です。
12枚目(左下)の植栽3年目と比べても、樹高は 40 ㎝ほど
伸びていますが、枝張りは全く広がっておらず、海浜公園のた
め埋め立ての土壌が合わないのか塩害や強風のためか、理
由は定かではないが、大寒桜にとっては過酷な環境のようである。
12枚目(左)は、2018年5月27日現在の
大寒桜の樹形で、枝が横に広がる傘状である。
植栽3年目の大寒桜は、樹高 1.9m(実測)である。
1枚目画像撮影日:2018.02.26
2・3枚目画像撮影日:2018.03.11
4枚目画像撮影日:2018.02.20
5枚目画像撮影日:2018.02.16
6枚目画像撮影日:2018.02.05
7枚目画像撮影日:2018.01.30
8枚目画像撮影日:2019.05.02
9枚目画像撮影日:2019.03.02
10枚目画像撮影日:2018.05.27
11枚目画像撮影日:2024.06.05
12枚目画像撮影日:2018.05.27
13枚目画像撮影日:2017.05.01
(1~13枚目撮影場所は、新舞子マリンパーク[愛知県知多市])
13枚目(左)は、2017年5月01日現在の大寒桜の樹形である。
植栽2年目であるが、傘状の樹形がわかる状態である。