ツツジ
ロドデンドロン(ツツジ)
Rhododendron pentaphyllum
ロドデンドロン・ペンタフィルム
Five-leaf azalea
近畿地方~九州の山地に自生
落葉低木
アケボノツツジは、近畿地方~九州の山地に自生する落葉低木で、
細い枝がよく分枝し株立ち状の樹形となる。
葉は楕円形で枝の先に5個が輪生する。
花は径5㎝前後の大輪で美しい淡桃色をしており、
枝の先に1~2個つく。雄しべは10個である。
雄しべ、雌しべともに無毛であるが、有毛のものはアカヤシオ
(別名:アカギツツジ)とよばれ、
関東を中心に四国、九州まで自生する。
画像(右上)は、広島県人さんが、「GW」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 GWをしっかり楽しんできましたよ。
春の花を求めてうろうろ・・・日本海の竹野海岸で魚を食べ、笠形山にも登り、
玄武洞見学、但馬高原植物園で珍しい花にも出会えました。
これで大変リフレッシュできました。
九輪草 、
マムシクサ 、 笠形山山頂の
アケボノツツジ、自然の中の花はすばらしかったですよ。』
ツツジ属は、常緑、半常緑、落葉性の低木または高木で、
約800種からなる。おもに北半球全域に分布し、一部が南半球にある。
北半球でも自生の中心は中国南西部からヒマラヤにかけてであるが、
日本、東南アジア、北アメリカにも多い。
葉は単生で短柄をもって互生し、全縁のものが多い。
花はふつう頂生し、散形状に集まって咲くが、ときに単生する。
萼は5裂するか5裂片からなり、小さいものが多い。
花冠は漏斗状、鐘状、筒状の合弁で、先端はふつう5裂するが、
7裂するものもあり、左右相称になる傾向が見られる。
雄しべは基本的に5または10個であるが、その数には変異が見られる。
[ 引用 :
園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行)]
本属の仲間は、
ツツジ 、
エゾムラサキツツジ 、
クルメツツジ 、
ミツバツツジ 、
ハヤトミツバツツジ 、
サツキ 、
ミヤマキリシマ 、
シャクナゲ 、
キバナシャクナゲ 、
セイヨウシャクナゲ 、
アザレア
など、多くの美しい花木を掲載している。