NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名マムシグサ(マムシ草)
園芸(流通)名
別名
科サトイモ(サトイモ亜科)
属(和名属)アリサエマ(テンナンショウ)
学名Arisaema serratum
ラテン語読みアリサエマ・セラツム
英名( Null )
原産・分布地北海道、本州、四国、九州に広く分布
園芸上分類多年草(球茎)

 一枚目(右上)は、広島県人さんが、「庭の花」のタイトルで、 次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 田舎暮らしで庭が広く、鳥が種を運んで来てくれ
  山の花を楽しむことができます。ありがたいですよ。
   サルトリイバラ 、   アケビ 、 マムシソウの花です。』


 二枚目(左)も、広島県人さんが、「庭の花」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
 『 庭には珍しい花  サルトリイバラ  、   アケビ 、
  マムシソウが咲き出しましたので、お届けしますね。』

 マムシグサは、北海道、本州、四国、九州に広く分布する多年草である。 葉は通常2個で、7から20個以上のもの、 鳥足状に切れ込んだ葉身を有する大形種である。
 日本列島で著しい種内分化を行い、 多くの地方型が種として区別されることもある。 また近縁種も多いので分類が難しい。
 球茎は中国大陸産の天南星の代用に薬用される。

 テンナンショウ属は、地下に球茎を有する夏緑の多年草である。 東アジアを中心に100種以上が分化しており、マレーシアの山地、インド南部、 アフリカ東部山地さらに北アメリカ東部からメキシコにも分布している。
  地下茎は一部の種では横に長くはうが、多くの種では短縮し扁球形の球茎になる。 球茎からは子球を出したり、ときに長い走出枝を出すこともある。
 熱帯山地には数個の常緑の葉を出す種もあるが、 温帯の林床に生育する種では1~2個の夏緑性の葉を出す。
 ふつう葉の下部は巻き重なるか、または筒状になり、 茎のような形態を示す葉鞘になり偽茎を形成する。 葉身は3~多数の小葉に分裂し鳥足状、掌状あるいは車輪状に配列する。 偽茎の基部には葉身をもたない鱗片状の葉が2~数個ある。
 偽茎から出る花茎には仏炎苞に包まれた1個の肉穂花序を頂生する。 仏炎苞は緑、紫、暗紫、赤紫色で粉白を帯びたり、白い縦縞が入ることも多い。 その下部は筒状で上部は舷部とよばれ、舌状、 ほろ状あるいはあぶみ状になり、筒状部の口部をおおう。
 肉穂花序は雄花または雌花を多数つける。 一部の種では小形の時期は雄花のみ(雄性期)、 大きくなると雄花と雌花(両性期)をつけるが、 大部分の種では雄花、あるいは雌花をつけるという性の転換を行う(雌雄異株)。 またこの両性の中間的な性転換(雄性期→両性期→雌性期) を行う種もある。肉穂花序の頂には付属体があるが、 付属体はごく短い退化的なものから、棒状あるいは糸状に長く伸びる種まである。
 花には花被はない。雄花は1から数個の雄しべが集合する。 葯は卵形から球形まであるが、特殊なものでは環状のドーナツ形になる。 雌花には花被も雄しべもなく、雌しべだけで、 子房は1室で胚珠は基底胎座に2~20個つく。 果実は液果で赤熟する。種子はデンプン質の胚珠を有する。
 テンナンショウ属は雌雄偽異株とよばれる雌雄異株性を示すが、 この性の転換をする植物は珍しく、サトイモ科の中でも特異的な群である。
 テンナンショウ属は温帯系のサトイモ科植物の中ではもっとも分布域の広い群で、 南アメリカとオーストラリアを除く全大陸に生育する。 種数も多く、その系統的な関係はいまだ十分に解明されていない。 いくつかの種が、その異様な形が好まれてか山草として栽培され、 また薬用や食用にされる種を含む。
 テンナンショウ属の植物は温帯の林床によく適応した多年草であり、 種子から成体までの生育には長年月を要するので、 山取り品の栽培を慎まなければ、 地方的な固有種を絶滅させることもある。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 三枚目(左上二)も、広島県人さんが、『 お届けはマムシソウと   ギンリョウソウ  、
   カヤラン  です。』  とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。

 四枚目(左上)は、野の調べさんが、「マムシグサ」 のタイトルで、次のコメントをつけて、
私に送ってくれたものである。
 『 今日は朝早く起き、野山の散策を楽しんできました。 車を走らせ街の喧騒を離れると、
  蝉時雨、虫の音、澄んだ空気に迎えられ日頃の疲れ (熱帯夜)が吹き飛ぶようでした。
  さて、林の湿った草が覆い繁っている場所で 奇妙な物体を見つけました。
  “マムシグサ”です。花が咲く頃はよく見かけるのですが、
  赤い実をいっぱい付けたマムシグサは初めてでした。 でも有毒のようです。』


五枚目(左上)は、おばごりさんが、『  道端にあった赤い実です、名前は(ーー;)??? ごめんなさい。』 とのコメントをつけて、私に送ってくれたものである。


 六枚目(左)も、広島県人さんが、「GW」のタイトルで、
次のコメントをつけて、私に送ってくれたものである。
『 GWをしっかり楽しんできましたよ。春の花を
 求めてうろうろ・・・日本海の竹野海岸で魚を食べ、
 笠形山にも登り、玄武洞見学、但馬高原植物園で珍しい
 花にも出会えました。これで大変リフレッシュできました。
  九輪草  、マムシクサ、笠形山山頂の
  アケボノツツジ 自然の中の花はすばらしかった
 ですよ。』


 本属の仲間は、
 テンナンショウ 、  コウライテンナンショウ
 ツクシヒトツバテンナンショウ 、  ウラシマソウ 、
 ユキモチソウ  などを掲載している。


1枚目画像投稿日(投稿者):2008.04.23(広島県人さん)
2枚目画像投稿日(投稿者):2009.04.19(広島県人さん)
3枚目画像投稿日(投稿者):2012.05.07(広島県人さん)
4枚目画像投稿日(投稿者):2006.07.17(野の調べさん)
5枚目画像投稿日(投稿者):2009.09.20(おばごりさん)
6枚目画像撮影日(投稿者:撮影地):2007.05.03 (広島県人さん:笠形山[兵庫県神崎郡神河町・多可郡多可町境])

2015.10.03 First making day [7m/71ma/281900]
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