NIO の散歩道 365 植物図鑑風写真集
和名ニ ラ(韮)
園芸(流通)名
別名
科ユ リ ➡ ヒガンバナに変更(APGⅢ)
属(和名属)アリウム( ネ ギ )
学名Allium tuberosum
ラテン語読みアリウム・ツベロスム
英名Oriental garlic ,
英名Garlic chive , Chinese chive

原産・分布地日本、パキスタン、
原産・分布地インド、東南アジア、中国に分布
園芸上分類多年草

 ニラは、ネギ属の1種でおもに葉を、または花茎を食用にする野菜である。 ニラは、日本、パキスタン、インド、東南アジア、 中国に分布する多年草で、独特の臭気がある。
 鞘葉は赤みを帯び、基部が小さな鱗茎となり、 淡褐色のシュロ毛網状の葉片でおおわれ、 束生し根茎で連結している。ひげ根は太く多い。 葉身は扁平で線形で、幅3~10㎜で、長さ30~40㎝で、 裏面には稜状の脈がある。
 花茎は葉身より長く、約50㎝で直立し、 茎頂に20~40個の小花を半球状の散形花序につける。
 花被片は白色で長さ5㎜前後である。開花時期は8~9月である。 蒴果は倒卵形で、1果につき6個の黒い種子を結ぶ。


 ネギ属の植物は全体で400種近くあり、北半球に分布している。
 地下茎をもつか鱗茎をつくり、線形、円柱形または幅広い扁平な葉を根出する。
 花は散形花序をつくって多数つき、花被片、雄しべは6個で、ときに蜜腺をもつ。
 花序ははじめ膜質の仏炎苞に包まれており、この仏炎苞は花序が展開した後も存在する。
 仏炎苞はふつう1~2個であるが、それ以上のこともある。
 花が変わって珠芽(しゅが:下記参照)になることもある。
 タマネギ、ネギ、ニンニクその他多くの種類の重要な野菜として栽培されているが、 観賞用に栽培されることも多く、切り花、ロックガーデンなどに用いられる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 ( 塚本洋太郎総監修:小学館発行 ) ]

 珠芽(しゅが)とは、主に葉の付け根、葉腋や、花序にできる芽の一種で、
茎が肥大して小さな芋状になった肉芽(にくが)と、葉が肥厚になって小さな
球根状になった鱗芽(りんが)がある。
 地面に落ちると、そこから繁殖する種子のような役割を持つ。
 零余子(むかご)ともいう。

 本属の仲間は、非常にたくさんあり、
 タマネギ 、  ペコロス 、  ネギ 、  アイヌネギ 、
 チャイブ 、  シロウマアサツキ 、  ニンニク 、
 ノビル 、  アリウム 、  ラッキョウ 、  イトラッキョウ 、
 ヤマラッキョウ 、  ミヤマラッキョウ  などを掲載している。

【追記】
 ネギ属は、APGⅢ でユリ科から分離し、 ヒガンバナ科のネギ亜科に変更になった。

1枚目画像撮影日:2005.09.04
2枚目画像撮影日:2005.06.11
3枚目画像撮影日:2004.07.25
4枚目画像撮影日:2005.11.20

2015.07.12 First making day [5n/52ni/224400]
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