ネギ属の植物は全体で400種近くあり、北半球に分布している。
地下茎をもつか鱗茎をつくり、線形、円柱形または幅広い扁平な葉を根出する。
花は散形花序をつくって多数つき、花被片、雄しべは6個で、子房は上位で3室からなり、ときに蜜腺をもつ。
花序ははじめ膜質の仏炎苞に包まれており、この仏炎苞は花序が展開した後も存在する。
仏炎苞はふつう1~2個であるが、それ以上のこともある。花が変わって
珠芽(しゅが)
になることもある。
タマネギ、ネギ、ニンニクその他多くの種類の重要な野菜として栽培されているが、
観賞用に栽培されることも多く、切り花、ロックガーデンなどに用いられる。
[ 引用 : 園芸植物大事典 (塚本洋太郎総監修:小学館発行) ]
本属の仲間は、非常にたくさんあり、
タマネギ 、
ペコロス 、
ネギ 、
アイヌネギ 、
アリウム・ウルフォリウム 、
アリウム・ギガンチウム 、
アリウム・シューベルティー 、
アリウム・マウントエベレスト 、
チャイブ 、
シロウマアサツキ 、
ニンニク 、
ニラ、
ノビル 、
ラッキョウ 、
イトラッキョウ 、
ヤマラッキョウ 、
ミヤマラッキョウ
などを掲載している。
【追記】
ネギ属は、APGⅢ でユリ科から分離し、
ヒガンバナ科のネギ亜科に変更になった。